歯科医療は全てが予防である!?
予防医療と一口に言っても、様々な医療行為が含まれます。
特に、歯科医療の場合、視点を変えれば、ほぼ全ての医療行為が予防であると言っても過言ではありません。
生きている限りは、自分の口から栄養を摂りたいものです。また、「食べられるモノ」だけを選んで口にする生活も喜ばしいものではありません。本来なら「食べたいモノ」を食べたいはずです。しかしながら現実には、口の中に残された歯の本数、噛み合わせの状態、入れ歯の状況などか原因でモノを噛み砕く(咀嚼)ことができない高齢者の方が沢山いらっしゃいます。さらには、加齢による機能低下で飲み込む(嚥下)機能が低下し、固形物や液体をキチンと食道に流すことが出来ない状態になる高齢者も沢山います。その結果、本来なら空気が送り込まれるはずの気道、気管に液体や固形物が入り込み、むせたり、咳き込んだり、最悪の場合、肺炎を発症するケースも頻繁に見られるのです。(誤嚥性肺炎)
そう考えると、私たちが訪問歯科診療で高齢者の皆さんに、口腔ケアを提供し口の中を清潔な状態にキープする取り組みは、この誤嚥性肺炎を予防する取り組みです。予防行為なんですね。
また、キチンとした入れ歯を作り、食べ物をしっかりと噛んで(咀嚼)、飲み込むことをサポートする医療行為は、将来的な機能低下を防ぐ立派な予防行為なのですね。
また、中高年の皆様に「より、歯に優しい治療」をお勧めするのも、「人生終盤で困らないため」に先を見据えた予防行為だと言えます。一本でも多くのご自分の歯を残し、年齢を重ねることが如何に大切で、ご自身にとっても尊いことか、後からわかってくるものです。若い時には「健康の大切さ」なんて人生の優先順位の中でもかなり低いところに放置されているものです。それよりも、やらなければならないことが目の前に山積みなのですから、仕方がないのかも知れません。
私たち、西大路御池デンタルクリニックでは皆様のライフスタイルなどをきちんとヒアリングし、皆様とご一緒に生活習慣の中に潜む、歯を悪くする原因を見つけ、より良い毎日と未来を手に入れられるようお手伝いしたいと考えております。
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