こんにちは。西大路御池デンタルクリニックの歯科衛生士です。

歯科医院での治療に「緊張してしまう」「音が怖い」と感じている方はいませんか？
実は、少しの心構えや工夫を知っておくだけで、治療を安心して受けられるようになります。

今回は歯科医院での治療の受け方についてお話しします。

治療中、目は開けたままでもいいの？

治療中に目を開けている方がいいのか、閉じている方がいいのか、迷ったことはありませんか？
結論としては、目を開けていても閉じていても、基本的には問題ありません。
ただし、金属の破片や薬液が飛ぶ可能性があるため、目を閉じていた方が安全です。

緊張してしまう方は、無理に目を閉じる必要はありません。
まぶしいと感じるときや、目を隠していた方が落ち着くという方には、タオルを顔にかけて治療することもできますので、お気軽にスタッフにお声掛けください。

お口はどれくらい開けるのがベスト？

「大きくお口を開けるほどよい」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし実際は、大きく開けすぎるとお口まわりの筋肉が緊張し、治療しづらくなることがあります。

特に奥歯の治療では、軽く開けたくらいの方がスムーズに治療できる場合もあります。
迷ったときは、まず軽くお口を開き、歯科医師やスタッフから「もう少し開けてください」と声をかけられた場合に、お口の開き具合を調整していただければ大丈夫です。

「キーン」という音が怖い…その正体は？

歯科治療中に聞こえる「キーン」という音が苦手な方も多いですよね。
この音は歯を削る音ではなく、「エアータービン」という機械に空気が流れることで発生している音です。最近の機械は改良されており、音が静かになっています。

しかし、過去の記憶から不安を感じる方は少なくありません。
辛く感じたときは、我慢をせずに左手を軽く挙げて合図してください。

治療中に辛くなったら「左手で合図」

私たちは常に、患者さんが安心して治療を受けられるように心掛けています。
そのため、「苦しいな」「怖いな」と感じたときは、左手を挙げてください。

機材は基本的に右側にありますので、左手で合図していただくと安全に伝えることができます。

定期検診でむし歯を予防しましょう

むし歯は、できるだけ早く見つけることで、削らずに済む場合もあります。
そのためには、定期的に歯科検診を受けて、初期段階でのむし歯を見逃さないことが大切です。
また、フッ化物（フッ素）を塗布することで、むし歯の進行を防ぐ効果も期待できます。
お口の健康を守るためにも、定期的な歯科検診を習慣にしましょう。

安心して治療を受けるために

治療の受け方、苦手意識のある方の対処法についてお話ししました。
当クリニックでは、患者さんの気持ちに寄り添いながら、やさしく丁寧にサポートすることを心掛けています。
もしも困ったことや不安があれば、お知らせください。