こんにちは。西大路御池デンタルクリニックです。

6月20日は「ペパーミント」の日です。
ハッカが特産品の北海道北見市まちづくり研究会が1987（昭和62）年に「ハッカ（20日）」の語呂合わせにより制定しました。

今回は日常生活の中で、なじみのあるハーブ「ペパーミント」についてお話しします。

ペパーミントとは？

ペパーミントは、シソ科ハッカ属の多年草で、スペアミントやハッカの仲間です。
名前の由来は、香りがペッパー（コショウ）を連想させることからで「ペッパー＋ミント」の合成語です。
和名では「コショウハッカ」や「セイヨウハッカ」とも呼ばれています。

ペパーミントの特徴は、スッとする成分である「メントール」です。
このメントールには、眠気覚まし、消化促進、乗り物酔いの解消、鎮痛やリラックス効果など、さまざまな効用があります。

ペパーミントは、ペパーミントティーやキャンディ、ガム、消臭剤やアロマ、歯みがき剤など、私たちの生活の中で幅広く利用されています。

ペパーミントの効用

ペパーミントに含まれるメントールには、鎮静や麻酔効果もあり、歯痛や歯ぐきの腫れなどの痛みを緩和するのに役立ちます。
また、ペパーミントの香りは、脳が「冷たい」と錯覚し、体感温度を下げる効果があるともいわれています。

歯みがき剤に使われるペパーミント

歯みがき剤の基本成分には、研磨剤、湿潤剤、発泡剤、粘結剤、香味剤、保存料などがあります。
その中の「香味剤」として、「ペパーミント（セイヨウハッカ）油」「スペアミント油」「ハッカ油」「メントール」などが使用されます。
これらの成分は、歯みがき剤特有の味やにおいを和らげ、ハッカ油やメントールが持つ清涼感で使いやすくしています。
歯みがき剤のメーカーでは、味や香りの開発を行うフレーバリストと呼ばれる専門家がいたり、使用するミントの種類自体を変えるなど、独自の配合にこだわるところもあります。
歯みがき剤のパッケージにある「成分」を確認してみると、独自に混ぜ合わせてつくった「香味剤」にはオリジナルの名前が付けられています。
「香味剤」ではなく、「清涼剤」としてメントールが記載されていることもあります。

ペパーミントで爽やかな毎日を

ペパーミントの清涼感と香りは、私たちの生活にさまざまな形で役立っています。
特に、歯みがき剤としての利用は口腔ケアにおいて欠かせない存在です。
自分にあった歯みがき剤を見つけ、毎日の歯みがきをより効果的に行いましょう。
当クリニックでは、患者さん一人ひとりにあった口腔ケアをお伝えしています。
お気軽にご相談ください。