むし歯予防・歯周病予防

むし歯予防・歯周病予防・定期検診について

生涯使い続ける「予防」へ。

むし歯や歯周病などのトラブルが起きてから治療するのではなく「トラブルが起こる原因を取り除くことで健康的な口腔状態を維持する」ための、定期的な検査・メンテナンスをおすすめしています。正しい歯みがきの指導やクリーニング、検査等を受けることにより、むし歯や歯周病にかかるリスクを減らし、高齢になってもご自身の歯で食べることを目指します。

当クリニックの取り組み

トラブルを早期に発見・治療できるように、日頃からメンテナンスに通っていただくことをおすすめしています。

西大路御池デンタルクリニックでは、患者さん一人ひとりのお口の状態に合わせて、必要な治療プランや予防プログラムを作成してご提案します。クリーニングや歯石取り、ブラッシング指導、生活習慣へのアドバイスなど、さまざまなサポートを行います。予防について気になることがございましたら、お気軽にお尋ねください。

むし歯や歯周病が与える悪影響

近年の研究で歯周病が全身に多くの影響を与えることが明らかになってきました。歯周病を予防することは、全身の疾患や生活習慣病を予防することにもつながります。

• 早期低体重出産や早産など、出産時のリスクが高くなる
• 口臭の原因の大半は歯周病
• 誤嚥性肺炎・心疾患などへの影響
• 歯を失い、よく噛むことができなくなると脳への刺激が少なくなり、認知症になりやすい

歯を失う原因

再治療を繰り返すたびに自分の歯は失われ、抜歯へと近づいていきます。

自分の歯を長く維持するためには、耐用年数の長い治療を選んだ上で、きちんと予防処置を行い、修復サイクルをできるだけ長くすることです。そうすることで、歯を失うリスクを抑えることができます。
むし歯にならないようにご自宅での歯みがきと、クリニックでのメンテナンスを実行しましょう。

予防のメリット

TBI ブラッシング指導

むし歯予防・歯周病予防の重要性

現在、日本の80歳の方に残存している歯の本数は6～7本といわれています（厚生労働省調べ）。これは決して多いとはいえません。

同じ高齢者でも北欧ではずいぶん事情が違います。スウェーデンの歯の残存平均本数は75歳で平均19.5本もあるのです。特に北欧ではむし歯予防・歯周病予防の意識が最も進んでおり、大人の定期検診受診率は80%以上もあり、子どもも100%近くが受診しています。他の先進諸国も70％以上の定期検診受診率が一般的になってきました。

ですが日本での定期検診受診率は10％しかないといわれています。

むし歯が進行する前に

初期のむし歯は自覚症状に乏しく「痛い」と歯科医院へ駆けつけるころには、かなり進行していることがあります。むし歯も初期のうちに対策すれば削らずに痛みを抑えた治療で治せることもあります。歯科医院での定期検診を習慣にして、むし歯の早期発見・早期治療につなげていきましょう。

むし歯になりやすいお子さんの歯

健康な歯は栄養を吸収するために不可欠。お子さんの歯を守ってあげることは、保護者の方が考えている以上に重要なことです。残念なことに、乳歯や生えたばかりの永久歯はやわらかく、むし歯になりやすくて進行が早いのが特徴。そのため、定期検診が大人以上に大切になります。
「子どもが歯医者さんを怖がる」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、乳歯が生え始めたころから歯医者さんに慣れさせてあげると、スムーズにいくようです。定期検診を習慣付け、大切な歯を守ってあげましょう。

歯周病にならないために

「歯を失った状態」を想像してください。食べ物を噛むことができませんし、正しい発音で会話することもできません。とても不自由な生活を強いられてしまいます。そして、その最大の原因は歯周病といわれています。

歯周病はむし歯以上に自覚症状に乏しく、異変に気付いたときには症状が進行しているケースが見受けられます。
しかも大人の80％がかかるというデータもあるほど、ありふれた病気。
定期検診を受けて予防することが、何にも勝るといえるでしょう。

忙しい社会人こそ、節目節目に歯科検診

忙しく生活が不規則になると、むし歯になるリスクが増えます。忙しい社会人こそ、健康診断や人間ドックを年に一度受けるように、歯科検診も定期的に受診しましょう。
むし歯をきちんと治しても、歯の汚れやバイオフィルムは必ず歯に付着します。
忙しい方こそ、痛くなって困らないように定期検診や、定期的な歯のクリーニングで「予防の習慣」を付けましょう。

当クリニックは、ご家族の方全員が健康な自分の歯を一生使い続けることのできる喜びを分かち合えるように、歯科検診を通してサポートいたします。